「近畿地方整備局との意見交換会」を開催

 大阪府塗装工業協同組合は、11月20日(水)に大阪市中央区の建団連会館において、近畿地方整備局との意見交換会を開催しました。

 冒頭あいさつで川端副理事長は、意見交換会を設けていただいたことに感謝を述べるとともに、「組合員から寄せられたテーマ、及び継続案件について業界の現状や課題を認識していただき、率直なご意見を頂戴して実効ある意見交換会にしたい。」と述べました。

 意見交換会では、先ず、塗装工事が主たる工事については、「工事の丸投げや中抜き」が生じないよう入札参加要件に総下請次数制限を設けるよう求めました。また、橋梁等インフラの保守管理に係る今後の計画について確認するとともに、担い手の確保、育成のため発注工事増の必要性を訴えました。

 次に、「建設キャリアアップシステム(CCUS)」について、事業者登録や技術者登録の進捗状況等を確認するとともに、システムの推進が技能者の処遇改善にどのように繋がっていくのかなど事業のメリットや改善策について説明を求めました。

 次に、土・日曜日の塗装工事現場の現状や技能者の賃金支払い方法(日給制)等の実状を訴え、柔軟・多様な働き方が可能となるよう、また、4週8休の導入による契約工期の長期化に伴う技術者の竣工承認要件について弾力的な取り扱いができるよう要望を行いました。

 最後に、総合評価方式チャレンジ型の積極的実施や、受注工事に係る提出書類について、「工事書類スリム化ガイド」の周知徹底を要望しました。

 意見交換では、近畿整備局から業界や塗装現場の実情、課題を聴くことができたとの意見があり、組合からも要望事項について一部実現できたもの、できていないものなど様々ありますが、行政の皆様に専門工事業を取り巻く課題や悩みについて理解していただくことが重要であり、引き続き意見交換会を開催していただけるよう依頼して終了しました。

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