「3団体合同安全大会」を開催

 大阪府塗装工業協同組合(小掠理事長)、日本塗装工業会大阪府支部(三木支部長)、大阪府塗装技能士会(田中会長)の3団体は、共催による「合同安全大会」を12月4日(水)に大阪市中央区のマイドームおおさかで開催し、45名が参加しました。

 冒頭のあいさつで小掠理事長は、友好団体の協力をいただいて合同の安全大会を開催することができた。大会では、工場現場での事故の後、努力を続けてパラ陸上日本代表となられた方や労働安全衛生法等の履行確保のため指導して来られた方を講師として招聘しており、「参加してよかった、不安や疑問が解消したと実感してもらえるよう期待している。」と述べました。

 最初の講演では、パラリンピック陸上日本代表の中西麻耶氏が「あきらめない心」と題して、工場現場で右足膝下から先を切断するという事故の後、スポーツへの思いを失わず、パラ陸上という世界へ飛び込み、わずか2年で日本代表となったこと、アスリートとして幾度も挫折を乗り越え、夢や目標を決してあきらめなかったこと、一歩前に踏み出す勇気を持つこと、努力を継続することの大切さを語っていただきました。

 二つ目の講演では、労働基準局や労働基準監督署での労働安全衛生法や労働基準法に関する監督、履行指導の経験を有し、現在、建設業労働災害防止協会(建災防)安全管理士として研修会等の講師として活躍中の福田恵匡氏が「最近の労働災害と防止対策の課題~化学物質を含む労働安全衛生の現状や法改正~」をテーマに、事故発生事例を挙げて、その要因や未然防止方法等について詳細な説明がありました。

  • URLをコピーしました!
目次