大阪府塗装工業協同組合(小掠理事長)、日本塗装工業会大阪府支部(三木支部長)、大阪府塗装技能士会(田中会長)の3団体は、共催による「合同安全大会」を10月27日(月)に大阪市中央区のマイドームおおさかで開催し、41名が参加しました。
 冒頭のあいさつで小掠理事長は、友好団体の協力をいただいて合同の安全大会を開催することができた。本大会では、近年の気候変動による異常な夏の暑さを受けて、本年6月1日に労働安全衛生規則が改正され、事業主に「体制整備」、「手順作成」、「関係者への周知」が義務付けられた。組合員においても今夏、16社で38名の熱中症患者が発生しており、本日は、長年、労働安全衛生に携わってこられ、現在、建災防の安全管理士としてご活躍されている方を講師として招聘しご講演をいただく。また、AEDの正しい使い方について、実技体験も併せて講習会を開催する。「参加してよかったと実感していただけることを願っている」と述べました。
 最初の講演では、建災防安全管理士の東裕之氏が「職場における熱中症対策」と題して、熱中症発生状況、死亡災害の事例についてお話しされた後、熱中症については初期症状の発見、放置、対応の遅れが見られるとし、熱中症が疑われる症状例と対応についてお話されました。また、現場の対応として、「体制整備」「手順作成」「関係者への周知」が義務付けられ、「WBGT28度以上又は気温31度以上の環境下で連続1時間以上又は1日4時間を超えて実施」が見込まれる作業が対象とされているが、塗装業では殆どこれに該当するのではないか。水分、塩分の補給、20分~30分に1回の休憩などが大切。医療機関までの搬送の間や経過観察中は一人にしないこと」などのお話がありました。  二つ目の講演では、フクダ電子販売㈱の山田一郎氏より、一時救命手当の流れについて説明をいただいたのち、AEDとマネキンを使って参加者によるAEDの正しい使い方の実技体験を行いました。


 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			




